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「受験前泊の記録──親」

「受験前泊の記録──親」mmpp.k

 冬の朝、私は子どもとともに旅立った。  

 受験前泊のため、現地へ同行する。子どもはもう大きい。ひとりで試験会場へ行くこともできるはずだ。しかし、私はそばにいることにした。オープンキャンパスで訪れたことがあるかもしれないが、本番はまた違う。特に受験の時期は冬であり天候の影響も大きい。雪で交通機関が乱れることもあり、余計な不安を抱えさせたくなかった。

 午前、少し暖かくなった時間帯に出発。事前に確保したチケットを手に、混雑を避ける。移動中、子どもと駅弁を広げ、久しぶりにゆったりした時間を過ごす。景色を眺め、少し仮眠をとるように促しながら、心を落ち着ける。
※受験生が一斉に移動するから、行きのチケットだけでも事前に用意した方が余計なストレスを避けられます。

 現地に到着。チェックインまで時間があるため、ホテルに荷物を預ける。フロントで手続きを済ませ、鍵を受け取るだけの状態にしておく。そして本番の予行演習のように、ホテルから試験会場までの道のりを確認する。Googleマップで調べることもできるが、実際に歩くことで距離感や周囲の様子が把握できる。前日なら多少の失敗も許される。迷ったとしても、それは本番の安心材料になる。

 大学に到着すると、オープンキャンパスとは違う雰囲気に包まれる。ここで学ぶ未来を想像しながら、明日への意識が高まる。

「春、この学校に通いたい...」
隣を歩く子どもの、この学校に通いたいという気持ちが、否応なく高まっていくのがわかる。

 帰り道も確認しながらホテルに戻り、チェックイン。夕食までは一時解散。私は街を歩き、駅の近くを散策する。不動産屋の情報を眺めながら、この街で暮らす可能性に思いを巡らせる。

 夕食は慎重に選ぶ。消化の良いものを心がけ、体調を万全に整える。そして、翌朝の起床時間を確認し、早めの就寝。

 もし一緒に宿泊するなら、朝は「おはよう」と声をかけ、「頑張ってこい」と送り出す。もし帰るなら、「明日は頑張れ、早く寝ろよ」と伝え、遠くからエールを送る。

 受験は本人の戦いだ。しかし、親がそばにいることで、不安を少しでも軽くできるなら、それだけで十分意味があるのかもしれない…。

※プレッシャーになってたらゴメン…。

あとは信じて待つしかない
…それでも、祈らずにはいられない。

"When you wish upon a star,
Makes no difference who you are…"

受験生も、その親も、それぞれの願いを胸に...合格して欲しいですね!?