
ベランダから、ほんのひとくちの幸せ。
もしかしたら……ひょっとしたら……
いや、やっぱり……まだ少ぉ~しだけ、早かったのかもしれません。
でも、だって、この子だけ真っ赤だったんですよ!
プチじゃなかった、 中玉トマト、我が家で育った初の1玉、直径4センチちょっと、お店に並んでるような立派な色味で、もう美味しそうで美味しそうで……
やってしまいました……もぎってしまいました。
朝のベランダに、中玉トマトを握りしめた男がひとり誕生しました。
「今夜の夕ご飯に、これ、みんなで食べよう」言訳のつもりで、つぶやいた言葉でした。
でも心の中では——
『この小さな小さなトマトを4人で分けるだと? 俺はバカなのか!? どう見てもお一人様サイズじゃないか……どう頑張っても2口以内だ……』
などと冷静なツッコミを入れつつ。
それでも夕飯時には、4つに切り分けてもらい。
みんなのお皿の隅っこに、我が家で育った最初の中玉トマトがちょこんと添えられましたとさ、めでたしめでたし。

たったひと口。
でも、なんだか幸せな味がしました。
※ちなみに……正直に言うと、まだそんなに甘くはなかったです(笑)。
けれど、ちゃんとトマトの味がしていました。
「おっ、これは今後が楽しみかも……!」と、じわじわ期待が高まる、そんな第一歩でした。
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