
高校受験の応援のしかた――心理学と現実から考える
おはこんばんちわ!1月も中盤……この季節になると、どうしても落ち着きません。
分かっているつもりでも、割り切っているつもりでも、高校受験という言葉が近づくと、親の心はざわざわします。
※我が家の今年は「大学受験生」が1人だけですので、今年の高校受験には直接関係ないのですが、末っ子は現役の中学生でございます。
「このままで大丈夫なんやろか」
「何かしてあげなあかんのちゃうか」
今日は、そんな気持ちを抱えたまま、きれいごと抜きで、心理学・精神医学、そして現実の視点から、高校受験の“応援のしかた”を整理してみたいと思います。
昔と今で、受験は別物になった
今の高校受験は、もう中3の一年勝負ではありません。
完全に長期戦です。
子どもは、気づかないうちに何年も「評価され続ける環境」にいます。
この前提を理解せずに応援すると、善意がプレッシャーに変わることがあります。
思春期の脳は、不安を処理しきれない
心理学・脳科学の視点で見ると、思春期の子どもはとてもアンバランスなんだそうです。
つまりですよ。
不安は強く感じるのに、それを言葉や思考で処理する力が足りない。
この状態で親が、正論や現実論をぶつけると、子どもの脳はそれを「助言」ではなく「攻撃」や「評価」と受け取ります。
結果として、黙る、反発する、無気力になる。これは甘えではなく、防衛反応なのです。
「応援」が重荷になる瞬間
親:
「体調どう?」
「勉強進んでる?」
子:
(ちゃんとやれてるか見られてる…)
親:
「志望校どうする?」
子:
(失敗したら終わりやと思われてる…)
親は応援しているつもり。
でも子どもは、常に採点されている感覚になります。
家が安心できる場所ではなく、もう一つの試験会場になってしまいます。
私立無償化が進んでも、公立を目指す理由
最近は、私立高校でも授業料の無償化が進み、大阪はその中でも比較的先行している地域です。
それでもなお、第一志望を公立高校に置く受験生は多い。
理由は単純ではありません。
- 地域の友人関係
- 校風や自由度
- 進学実績への信頼
- 経済面以外の価値観
- 通学の利便性
数え上げたらきりがないかもしれません。
※ちょっと考えが古いのかもしれませんが、まだまだ歴然とした事実だと思います。
公立不合格は「失敗」なのか
努力しても、全員が第一志望に合格するわけではありません。
倍率は存在し、点数で線は引かれます。
問題は、不合格そのものではなく、その意味づけです。
自分の価値が否定された、努力が無駄だった、そう結びつけてしまうと、心に傷が残ります。
私は「失敗=終わり」とは思っていません
悔しくて挽回したいなら、頑張ればいい。
そうじゃないなら、無理に走り続けなくてもいい。
今の時代、そこそこ働いて、そこそこ生きる道も、十分現実的です。
それでも、はっぱは必要なときがある
何も言わなさすぎると、「期待されていない」と感じる子もいます。
大事なのは、追い詰める言葉ではなく、関心を示す言葉です。
期待はする。でも、価値とは結びつけない。
子育てに正解はない
押してもダメな子。
放っておくと折れる子。
正解がないからこそ、考え続けている時点で、もう十分だと思います。
それでも、この季節は、やきもきします。
完璧な応援なんてできない。
それでも一緒に、なんとか乗り越えていく。
やきもきしつつも、ぼちぼちでええから、一緒に進んでいきましょう。
最後に
力いっぱい勉強できるのも、友だちとたくさんの思い出を作れるのも、たぶん中高生の特権です。
将来はもちろん大事、でも、今この瞬間も、同じくらい大事です。
嫌なこともあるでしょう。
もしかしたら、
学校に行けない、行きたくない、行くとつらい、そんな人もいるかもしれません。
それでも、なにか「素敵なこと」を――いや、素敵じゃなくてもいいから、自分なりに努力する方法を、どこかで知ってもらえたらと思います。
無理をしないこと。
折れそうになったら、立ち止まってもいいこと。
それでも、また前を向けること。
Boys, be ambitious.
But don’t be broken by ambition.
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